朝日法律相談所は、新憲法施行2周年記念の1949(昭和24)年5月3日に産声をあげました。敗戦の傷跡がまだ色濃く残る時代でした。そんな中、自由と平等の精神を広く社会に定着させたい、という志を持つ若い弁護士10人が立ち上がり、その情熱が朝日新聞社を動かしました。日弁連などによる法律扶助協会の設立や自治体による無料法律相談所の先駆けともいえるものです。半世紀の間にこの理想のもとに馳せ参じた弁護士は、残念ながら故人となられた5人を含め、26人にのぼります。

 朝日新聞社のボンネットバス「ニュースカー」で、都内各所へ街頭相談へ向かい、「走る六法全書」と称されたあの日から55年、諸般の事情により常設の法律相談所は休止となりましたが、先人の「法律を国民のものに」「弱者の法的救済」の理想は今なお、後輩弁護士の中に脈々と息づき、これからも理想に燃えるボランティアの担当弁護士が、全くの手弁当で相談所の運営に当たっています。

朝日法律相談所 弁護士一同

 

1957年 4月

東京・下町で婦人のための法律相談を行う。

1964年10月

巡回法律相談(朝日新聞千葉支局)を開始。

1970年 1月

朝日新聞主催・朝日婦人教室「知っておきたい法律教室」(茨城県土浦市)を開催。

1987年 6月〜

毎月、今日的テーマで重点的に相談を受ける「特別法律相談日」を設ける。

1988年 6月〜

朝日法律教室を開校。

1989年 5月

相談所開設40周年記念シンポジウム「どうなる! 借地借家法の改正」(朝日新聞東京本社)開催。

1990年 8月

電話相談「有料老人ホーム110番」を設ける。

1991年 5月

シンポジウム「私の老後は私が決める−なぜ有料老人ホームに目が向くか」を開催。

1992年 9月

フォーラム「こう変わった新借地借家法」を開催。

1995年 2月

朝日新聞で「阪神大震災紙上法律相談」を行う。

1995年 3月

フォーラム「別居5年で離婚!?」を開催。

1996年 5月〜

高齢者無料訪問相談を開始。

1997年 9月〜

「敬老110番」開設。

1997年12月〜

朝日新聞東京版紙上でコラム「法務ホーム法夢」の連載始まる。

1999年 5月

開設50周年記念シンポジウムを開催。

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