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朝日法律相談所は、新憲法施行2周年記念の1949(昭和24)年5月3日に産声をあげました。敗戦の傷跡がまだ色濃く残る時代でした。そんな中、自由と平等の精神を広く社会に定着させたい、という志を持つ若い弁護士10人が立ち上がり、その情熱が朝日新聞社を動かしました。日弁連などによる法律扶助協会の設立や自治体による無料法律相談所の先駆けともいえるものです。半世紀の間にこの理想のもとに馳せ参じた弁護士は、残念ながら故人となられた5人を含め、26人にのぼります。
朝日新聞社のボンネットバス「ニュースカー」で、都内各所へ街頭相談へ向かい、「走る六法全書」と称されたあの日から55年、諸般の事情により常設の法律相談所は休止となりましたが、先人の「法律を国民のものに」「弱者の法的救済」の理想は今なお、後輩弁護士の中に脈々と息づき、これからも理想に燃えるボランティアの担当弁護士が、全くの手弁当で相談所の運営に当たっています。
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